大胡田誠
(弁護士)
全盲の弁護士。慶応義塾大学法学部~慶応義塾大学大学院法務研究科卒。
おおごだ法律事務所代表。
三浦豪太
(プロスキーヤー・医学博士)
長野オリンピック出場(モーグル)2003年、2013年の二度にわたり父・三浦雄一郎氏とエベレスト登頂
塩家吹雪
(パラスポーツコーチ)
日本パラスポーツ協会公認パラスポーツコーチ
早稲田大学スポーツビジネス研究所研究員
宮沢あゆみ
(医師・ジャーナリスト)
TBS報道局政治経済部初の女性記者として活躍。
医師としてあゆみクリニックを開業。
岩下恭士
(毎日新聞 記者)
日本で唯一人の全盲記者。専門分野はITアクセシビリティ、多様性を尊重する社会づくり。
秋山浩之
(映像クリエイター)
TBS報道局時代は主にドキュメンタリー部門で活躍。
現在は自由な立場で映像をクリエイト。
青木陽子
(教育者)
全盲の教育者。津田梅子に憧れ日本の大学とアメリカの大学で教育学を学ぶ。
大胡田誠(弁護士)
1977年静岡県生まれ。
先天性緑内障により12歳で失明する。
筑波大学付属盲学校の中学部・高等部卒業後、慶応義塾大学法学部を経て慶応義塾大学大学院法務研究科へと進む。
8年に及ぶ苦学の末に2006年、5回目のチャレンジで司法試験に合格。
全盲で司法試験に合格した日本で3人目の弁護士になった。
都内の法律事務所勤務を経て、2019年、おおごだ法律事務所開所。
2021年、国家資格キャリアコンサルタント取得。
妻である全盲のシンガーソングライターの大石亜矢子との間に一男一女をもうける。
趣味はギター、マラソン、読書。好きな作家は村上春樹、石田衣良。
著書「全盲の僕が弁護士になった理由~あきらめない心の鍛え方」(日系BP社)は、2014年、松坂桃李主演でドラマ化され大きな反響を呼んだ。
その他の著書に、「今日からできる障害者雇用」(共著、弘文堂)、妻、大石亜矢子との共著「決断。全盲のふたりが家族をつくるとき」(中央公論新社)などがある。近著は、「コロナ危機を生き抜くための心のワクチン―全盲弁護士の智恵と言葉」(ワニブックス)。
人権、ハラスメント、障害者差別解消法、共生社会の実現 あきらめない力、
困難の乗り越え方、コンプライアンス
三浦豪太(プロスキーヤー・医学博士)
1969年生まれ プロスキーヤー 医学博士
1998年長野オリンピック出場(モーグル)
2001年米国ユタ大学スポーツ生理学部卒業
2003年・2013年の二度にわたり
父三浦雄一郎氏とエベレスト登頂
2013年の登頂は、親子での2度登頂は世界初であり、
雄一郎氏は世界最高齢登頂記録を樹立(80歳)
一般社団法人アンチエイジングリーダー養成機構・専務理事
国連WFP協会・顧問、慶應義塾大学特任准教授(大学院 政策・メディア研究科)
一般社団法人IOE(インクルーシブ野外教育研究所)の主席研究員・上席技術として障害の有無や年齢に 関わらず、自然を享受できる環境の構築に取り組いる
http://www.snowdolphins.com/
多様性を尊重する社会づくり、スポーツ、アンチエイジング、困難の乗り越え方、
あきらめない力
塩家吹雪(パラスポーツコーチ)
1971年生まれ
日本パラスポーツ協会公認 パラスポーツコーチ
日本パラ陸上競技連盟公認 パラ陸上競技上級コーチ
2004年アテネパラリンピック全盲クラス100m伴走8位入賞
2012年ロンドンパラリンピック日本代表コーチ
2024年早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修士課程(1年制コース)を卒業し優秀論文賞受賞。
6月早稲田大学スポーツビジネス研究所(RISB)招聘研究員就任
2016年NPO法人シオヤレクリエーションクラブ(SEC)
https://src-first-hp.jimdofree.com/
を発足し、障がいの有無にかかわらず 子どもから大人まで参加可能な陸上教室開催やレクリエーション活動等を行う
パラスポーツ、インクルーシブ教育、多様性を尊重する社会づくり、スポーツと健康
宮沢あゆみ(医師・ジャーナリスト)
東京都出身。早稲田大学第一文学部卒。
TBSに入社し、報道局政治経済部初の女性記者として首相官邸、野党、国会、各省庁を担当。外信部へ移り国際情勢担当。バルセロナオリンピック特派員。
この間、報道情報番組のディレクター、プロデューサーを兼務。
その後、東海大医学部に学士編入学。New York Medical College、Mount Sinai MedicalCenter、Beth Israel Medical Center へ医学留学。三井記念病院、都立墨東病院勤務などを経て、「あゆみクリニック」を開業。講道館柔道2段
医療、健康、女性の医療、更年期、思春期の悩み、ストレス、女性の活躍 転職、
未来の拓き方、あきらめない力、ジェンダー平等
岩下恭士(毎日新聞記者)
日本唯一の全盲の新聞記者。毎日新聞社コンテンツ編成センターユニバーサロン編集長。
1986年毎日新聞社入社。カナダ・ブリテッシュコロンビア大学客員研究員を務め、現在は記者として、全盲の当事者としてITアクセシビリティ関連の取材を専門にする他、「多様性を尊重する社会づくり」「アクセシビリティの普及、啓発活動」に従事。
早稲田大学社会科学研究科大学院博士課程修了。立命館大学非常勤講師、総務省の視聴覚障害者等向け放送の充実に関する研究会委員などを経て、現在は早稲田大学人間科学学術院招聘研究員、政府審議会委員、国土交通省ICTを活用した歩行者の移動支援に関する勉強会委員。
ITアクセスビリティー、共生社会の実現、あきらめない力
秋山浩之(映像クリエイター)
1962年、神奈川県大磯町生まれ。
1987年、TBS入社。30年間、報道局に勤務し、『報道特集』ディレクター、同プロデューサーなど、主に特集番組やドキュメンタリー番組を担当。
その後はTBS審査部長などを務め、放送倫理のルール作りや社内啓発をおこなう。
2022年、会社定年後はインデペンデントな立場から動画制作等で活動。
主な番組:『3・11大震災・記者たちの眼差し』(平成23年文化庁芸術祭優秀賞)『報道特集 秘密保護法』(2013年度ギャラクシー賞優秀賞)『シルクロードの日本人伝説』『チェチェン・隠された戦争』『軍人スポークスマンの戦争・大本営発表の真実』
原発問題、戦争問題、他
青木陽子(教育者)
1961年生まれ。アジア視覚障害者教育協会会長。NPO法人アジア障害者教育協会理事長。全盲の教育者。先天性の弱視で生まれる。6歳の時、失明。津田梅子に憧れ教育者を志す。南山大学(文学部教育学科)卒。米国・ニューヨーク州立大学バッファロー校修士課修了(教育学修士取得)。ペンシルベニア大学博士課程中退。1994年、天津に視覚障害者のための無料の日本語学校(天津視覚障害者日本語訓練校)を設立。以来30年にわたり、障害者と健常者が共に学ぶ、中国初のバリアフリー教育を推進する。
中国政府から友誼賞(外国人専門家を表彰する最高の栄誉賞)、日本政府から外務大臣表彰を受賞。点字毎日文化賞(毎日新聞社)、毎日国際交流賞(毎日新聞社)、社会貢献賞(社会貢献支援財団)、塙保己一賞(埼玉県)、鳥居賞(京都ライトハウス)、第1回「人間の尊厳賞」(南山大学)など、視覚障害者の能力開発とリーダーの育成が評価され数々の賞を受賞している。コロナ禍で2020年1月に一時帰国。現在も中国とオンラインで結び、日本語教室を続けている。<文責 菊地正志>
【ミュージカル「赤いハートと蒼い月」のモデル】
人権、教育、女性の生き方、あきらめない力、困難の乗り越え方